こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。
1月のレポート1日目をお届けします。
今回の担当は、かおるさんです。ありがとうございました。
では、どうぞ!
新年を迎えて最初の講座は、先日の大雪が残っているものの、暖かい日差しに恵まれました。
初日は午前中、外で餅つき&くん製作りを予定していたので、絶好の天気になりました。
皆さんの近況報告をすませたら、まずは今回のメイン、味噌づくりの仕込み。
まずは、沸かしたお湯に地元都留産の大豆を投入。
灰汁を取りながら釜底に焦げ付かないよう適度に混ぜながら、柔らかくなるまでゆっくり煮ます。
驚いたのは、大豆のゆで汁を手にぬるとお肌がツルツルになったことです!
最初はベトベトしていても乾くとツルツル。また、飲んでも美味しかったです。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-大豆を煮る3]()
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-大豆を煮る2]()
大豆を煮るのと併行して、手づくりの「ペール缶ぬかくど」で、羽釜ご飯&くん製作りも行います。
ぬかくどとは、もみ殻(もみぬか)を燃料にしたくど(かまど)のこと。
ぬかくどは、もともと鋳物製の立派なもので、ガスが普及する昭和半ばまでは、各地で使われていたようです。
ペール缶ぬかくどは、二重構造になっていて、
外側がペール缶(20リットルのオイル缶)
内側が業務用のトマト缶
ペール缶とトマト缶の間に籾殻を入れます。
そして、トマト缶の中に杉の葉と細い薪 数本を入れて、点火します。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-ペール缶ぬかくど 火入れ]()
廃棄物になるものに一手間かければ、強力な火力が得られるかまどに大変身!
火が消えた後のもみ殻は、くん炭になるという無駄のない優れモノです。
◇くん製づくり
くん製は、一斗缶に自家製の桜チップを入れ、はんぺん、チーズ、かまぼこ、たくあん、ソーセージなどの食材をセットして蓋をします。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-燻製中]()
頃合いを見計らって取り出すと、良い具合に燻された食材が出来上がりました。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-燻製]()
◇餅つき
羽釜で蒸したモチ米は、杵と臼を使って冷めないうちについていきます。
始めに、杵で蒸したモチ米をこねます。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-もち米をこねる]()
こねたモチ米がまとまってきたら、つき始めます。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-餅つき]()
結構熱いので要注意!つき手・合いの手を代わりながら、何とか柔らかいモチに仕上げ、あんこ・きなこ・ゴマなどをつけてすぐにいただきました。やはりつき立ては美味しいです。
他にも味噌汁などをいただき、それだけで満腹になりました。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-お餅を食べる]()
こうしてガーデンパーティーが終了し、屋内で次の講義の時間まで歓談していると、誕生日のサプライズケーキが登場しました。
誰の誕生日だろうと思ったら、なんと私!
イチゴとキウイで飾られたマクロビ仕様のショートケーキで、とても美味しくいただきました。お豆腐のクリームがとってもなめらかで甘さひかえめで勉強になりました☆
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-サプライズケーキ]()
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-みんなで記念写真]()
◇これからの時代の生き方・暮らし方&ビジョン作り
感動も冷めやらぬうちに「これからの時代の生き方・暮らし方&ビジョン作り」がスタート。ここでは人生をどのように生きるか、「ライフモデル」をキーワードに講義と実習を行いました。
これまでは、どちらかというと衣食住など市場に任せていけば良いと考えられてきましたが、持続可能な暮らしを作っていくためには、自給率を上げて、自分の手に自分の暮らしを取り戻すことが必要になっています。
そのためには自然や地域とつながる暮らし方が今後ますます重要になり、さらには好きなことを仕事にしていく(半農半X的な生き方)ことで、仕事と暮らしの境界が曖昧になっていくのかもしれません。
そうしたことを、田舎暮らしを楽しむポイントなどとともに話をし、さらに各自の過去・現在・未来と照らし合わせて考えました。
これからの生き方を考えるうえで多くのヒントがあったと思います。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-ライフプラン]()
◇夕食
温泉に行ってのんびりしたら、お待ちかねの美味しい夕食です。今回も愛情たっぷりの料理をありがとうございました。
<メニュー>
カボチャの伊達巻風
ジャガイモのしょう油こうじ和え
厚揚げの中華風炒め
お漬物各種など
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-夕食]()
◇【卒業制作】コミュニティーガーデンのプラン作り
食後、休憩をはさんで卒業制作について。
今回は比企の実際の畑スペース(1.5反)をモデルに「コミュニティガーデンのプラン作り」を考えます。
自然農を基本として、異世代交流の場になるコミュニティガーデンを作ることがテーマです。
・そのためにどのように人を集めるか?
・主なターゲット(対象者)は誰か?
・具体的なイベントやプログラム案は?
など、グループに分かれて検討しました。
土に触れるのが初めての人を対象とするためのアイデアとして、
例えば、
「カレー」畑で必要なものを作付けし、収穫したもので料理を作るのも面白いのではないか
収穫などをきっかけにイベントを行い、興味を持ってもらえないか
また、快適に過ごすために、日陰となる施設をワークショップで作れないか せっかくだから、雨水を溜めて潅水に有効活用できるようにしよう
などなど、いろいろなアイデアを出し合いました。
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-コミュニティガーデン作り 話し合い]()
![自然農とパーマカルチャーで楽しむ自給自足な田舎暮らし-コミュニティガーデン作り まとめ]()
これらをもとに、これから各自で卒業制作を考えることになりますが、自分自身に役立つテーマを選び、次回までにそれぞれ考えることになりました。
ということで、1日目はこれにて終了。
後はお酒を飲む人は飲んで、23時には就寝。おやすみなさい~
【年間コース】自然農と手づくり循環生活 体験会&ガイダンスを3月9日(土)に開催。
詳しくは、こちらをどうぞ!
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1月のレポート1日目をお届けします。
今回の担当は、かおるさんです。ありがとうございました。
では、どうぞ!
新年を迎えて最初の講座は、先日の大雪が残っているものの、暖かい日差しに恵まれました。
初日は午前中、外で餅つき&くん製作りを予定していたので、絶好の天気になりました。
皆さんの近況報告をすませたら、まずは今回のメイン、味噌づくりの仕込み。
まずは、沸かしたお湯に地元都留産の大豆を投入。
灰汁を取りながら釜底に焦げ付かないよう適度に混ぜながら、柔らかくなるまでゆっくり煮ます。
驚いたのは、大豆のゆで汁を手にぬるとお肌がツルツルになったことです!
最初はベトベトしていても乾くとツルツル。また、飲んでも美味しかったです。


大豆を煮るのと併行して、手づくりの「ペール缶ぬかくど」で、羽釜ご飯&くん製作りも行います。
ぬかくどとは、もみ殻(もみぬか)を燃料にしたくど(かまど)のこと。
ぬかくどは、もともと鋳物製の立派なもので、ガスが普及する昭和半ばまでは、各地で使われていたようです。
ペール缶ぬかくどは、二重構造になっていて、
外側がペール缶(20リットルのオイル缶)
内側が業務用のトマト缶
ペール缶とトマト缶の間に籾殻を入れます。
そして、トマト缶の中に杉の葉と細い薪 数本を入れて、点火します。

廃棄物になるものに一手間かければ、強力な火力が得られるかまどに大変身!
火が消えた後のもみ殻は、くん炭になるという無駄のない優れモノです。
◇くん製づくり
くん製は、一斗缶に自家製の桜チップを入れ、はんぺん、チーズ、かまぼこ、たくあん、ソーセージなどの食材をセットして蓋をします。

頃合いを見計らって取り出すと、良い具合に燻された食材が出来上がりました。

◇餅つき
羽釜で蒸したモチ米は、杵と臼を使って冷めないうちについていきます。
始めに、杵で蒸したモチ米をこねます。

こねたモチ米がまとまってきたら、つき始めます。

結構熱いので要注意!つき手・合いの手を代わりながら、何とか柔らかいモチに仕上げ、あんこ・きなこ・ゴマなどをつけてすぐにいただきました。やはりつき立ては美味しいです。
他にも味噌汁などをいただき、それだけで満腹になりました。

こうしてガーデンパーティーが終了し、屋内で次の講義の時間まで歓談していると、誕生日のサプライズケーキが登場しました。
誰の誕生日だろうと思ったら、なんと私!
イチゴとキウイで飾られたマクロビ仕様のショートケーキで、とても美味しくいただきました。お豆腐のクリームがとってもなめらかで甘さひかえめで勉強になりました☆


◇これからの時代の生き方・暮らし方&ビジョン作り
感動も冷めやらぬうちに「これからの時代の生き方・暮らし方&ビジョン作り」がスタート。ここでは人生をどのように生きるか、「ライフモデル」をキーワードに講義と実習を行いました。
これまでは、どちらかというと衣食住など市場に任せていけば良いと考えられてきましたが、持続可能な暮らしを作っていくためには、自給率を上げて、自分の手に自分の暮らしを取り戻すことが必要になっています。
そのためには自然や地域とつながる暮らし方が今後ますます重要になり、さらには好きなことを仕事にしていく(半農半X的な生き方)ことで、仕事と暮らしの境界が曖昧になっていくのかもしれません。
そうしたことを、田舎暮らしを楽しむポイントなどとともに話をし、さらに各自の過去・現在・未来と照らし合わせて考えました。
これからの生き方を考えるうえで多くのヒントがあったと思います。

◇夕食
温泉に行ってのんびりしたら、お待ちかねの美味しい夕食です。今回も愛情たっぷりの料理をありがとうございました。
<メニュー>
カボチャの伊達巻風
ジャガイモのしょう油こうじ和え
厚揚げの中華風炒め
お漬物各種など

◇【卒業制作】コミュニティーガーデンのプラン作り
食後、休憩をはさんで卒業制作について。
今回は比企の実際の畑スペース(1.5反)をモデルに「コミュニティガーデンのプラン作り」を考えます。
自然農を基本として、異世代交流の場になるコミュニティガーデンを作ることがテーマです。
・そのためにどのように人を集めるか?
・主なターゲット(対象者)は誰か?
・具体的なイベントやプログラム案は?
など、グループに分かれて検討しました。
土に触れるのが初めての人を対象とするためのアイデアとして、
例えば、
「カレー」畑で必要なものを作付けし、収穫したもので料理を作るのも面白いのではないか
収穫などをきっかけにイベントを行い、興味を持ってもらえないか
また、快適に過ごすために、日陰となる施設をワークショップで作れないか せっかくだから、雨水を溜めて潅水に有効活用できるようにしよう
などなど、いろいろなアイデアを出し合いました。


これらをもとに、これから各自で卒業制作を考えることになりますが、自分自身に役立つテーマを選び、次回までにそれぞれ考えることになりました。
ということで、1日目はこれにて終了。
後はお酒を飲む人は飲んで、23時には就寝。おやすみなさい~
【年間コース】自然農と手づくり循環生活 体験会&ガイダンスを3月9日(土)に開催。
詳しくは、こちらをどうぞ!
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